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NARグランプリの表彰者部門規定が改正

これまで、最優秀調教師と最優秀騎手はそれぞれ1名だけだったものが、今回から、最優秀勝利回数調教師賞と騎手賞、最優秀賞金収得調教師賞と騎手賞、最優秀勝率調教師賞と騎手賞の6つの最優秀賞が設けられ、さらに、グレード競走や国際競走での顕著な成績を讃える殊勲調教師賞・同騎手賞が新設されました。
 去年1月11日付けの当コラムにも書いたとおり、これまでの最優秀調教師賞と騎手賞は、ハッキリ言って“南関東在籍者”しか選ばれないようなシステムでした。これを改めたとたんに、今年は愛知の角田輝也調教師(=最優秀勝利回数調教師賞)や高知の赤岡修次騎手(最優秀勝率騎手賞)らが表彰を受けることになりました。
 これを“水増し”なんていう人がいるかもしれませんが、私は“大英断”だと思います。ただこれでも、勝利回数は開催日数が多い東海、賞金収得は南関東が有利になっちゃうでしょうね。地区によって開催日数や賞金額に格差のある地方競馬で、最も優秀な調教師と騎手を選出するにはどういうシステムが必要か、まだまだ改善の余地はありそうです。

http://www.netkeiba.com/news/?pid=column_view&no=13889

http://www.keiba.go.jp/topics/2009/0108-b.html
2008年度までのNARグランプリでは全国騎手・調教師リーディングのトップ、つまり最多勝の騎手・調教師しか
優秀賞として表彰されていませんでした。上に書かれているように近年は「最多勝」では開催数が多い南関東
関係者からしか選出されてこなかったのです。しかし今回新たに騎手・調教師にそれぞれ勝率・賞金収得額1位を
最優秀賞として選出される流れとなったわけです。(賞金収得に関しては今後も南関東がトップでしょうけど)
http://www.keiba.go.jp/topics/2010/0107-b.html
勝率では他地区の競馬場からも選出される可能性が出てくるわけですから関係者の意識も変わってくるでしょう。
さらに殊勲調教師賞・騎手賞も新設。今年はアンペア、オノユウ、ブンブイチドウ、ビッグバン、ナンテカなど
交流重賞で活躍する管理馬を出したホッカイドウの角川秀樹師や、ラブミーチャン柳江仁師が選ばれたようだ。