『競馬最強の法則』９月号にお二人の対談記事が載っていました。
岡田氏は岡田スタッド代表・レックス社長。兄はラフィアンの岡田繁幸氏ですね。
安藤勝巳氏は地方中央と渡り歩いた騎手としての目線から、岡田氏は生産者・馬主目線から、
内容としては現競馬界に対する意見……というか、多少なりともJRAには不平不満があるようでした。
特に私が気になった部分は騎手免許に関するお話。お二人とも募る思いが山ほどあるように感じました。
アンカツ氏は「JRAの競馬学校はいらない」と断言。なぜなら毎日レースに乗って経験を積んだ方が
騎手にとってははるかに有益だと仰っていました。机上ではなく騎乗による経験数の方が大事だというのは
地方競馬・JRAでともにトップジョッキーとして歩んできた騎手の言葉として重く感じました。
これを受けて岡田氏もJRAの新人騎手は地方競馬でデビューさせるべきだと。
岡田氏はまた「（地方）公営競馬がなくなれば日本競馬は終わり」であり、
「中央競馬の賞金３割カットして地方に分配」するくらいのことをしなければならないと。
競馬界全体のことを考えれば地方競馬にそれくらいのことはすべきだと仰っていました。
騎手免許については地方中央統一論が囁かれつつありますが、単純に新人や成績の劣る騎手が地方で乗り、
トップジョッキーがJRAに集中するようになれば、地方競馬ファンとしてはたまったものではありません。
基本的な構想は統一化としても、地方・中央のファンどちらも損をしないようになってほしい。
