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名古屋競馬あり方懇談会 議事録

審議会のプロフィール(名古屋競馬経営改革委員会) - 愛知県
単年度黒字見込みで来年度の存続が決まりつつある名古屋競馬ですが、
平成16年度から「名古屋競馬あり方懇談会」を設置して様々なことが話し合われてきました。
懇談会には大学教授やリサーチ会社、弁護士、商工会議所の方などが名を連ねていますが、
もう少し競馬の専門家を増やしたほうがいいように思います。概して的外れな意見が出ても修正されませんから。


議事録には名古屋競馬の諸データのほか、過去に出されてきた提言などが閲覧できて面白い内容になっています。
払い戻し率を引き下げた場合や、競馬関係者から提案があったという「弥富トレーニングセンターへ移転して
ナイター競馬を実施した場合」の経営シミュレーション、さらには仮に廃止になった後の自治体負担なども。
データとしては見応えがあるのですが、実際の提言についてはいまいち効果が薄いようにも思えます。

 名古屋競馬も長年ナイター開催を模索していましたが、地域住民の反対が根強く、実現が困難な状況。また一定規模の土地の確保ができる弥富トレーニングセンター(同県弥富市)を活用する案も出ていましたが、「赤字体質になってから、さらに大規模な投資を行うことはどうなのか」という意見も出て、ナイター開催論議はしぼんでいるのが現状です。

http://thepage.jp/detail/20130619-00010003-wordleaf

お探しのページを見つけることができませんでした。 404 - Not Found - 愛知県(注:pdfが開きます)
議事概要(第5回名古屋競馬のあり方懇談会) - 愛知県
ここで出てきている「弥富に移転してナイター実施」という競馬関係者からの案というのは、
名古屋競馬場でのナイター開催」というのが過去の振興案で否定されたことからの代替案として来ている。
その理由としては「効果は暫定的」「施設改修に約30億円必要」「平成8年に地元の同意を得られず」とのことだが、
疑問に思う点がいくつかある。まず効果についてだが、昼間開催については他の地方競馬と被らない日は無いが、
ナイターに関してはまだ潜り込める余地があると思う。何より名古屋競馬はその立地が良い。
園田競馬よりも都心に近く、南関東ほどではないにしろ本場入場者数を増やせる可能性は大きい。
改修に約30億円必要とのことだが、例えば園田競馬では照明設置と改修費用にかかった額は約9億弱だったという。
兵庫の園田競馬場 関西の初ナイター開催へ試験点灯― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル
立地条件は違うにしろ、なぜここまで額に差が出るのだろうか。経費圧縮の可能性は無いのだろうか。
そして地元の同意についてだが、これも園田競馬を例に出せば計画当初から地元の反対運動が続いてきた。
しかし地道な説明と説得を経てナイター開催にこぎつけており、懇々と説得していくしかないと思う。
何度も言うが名古屋は立地に関しては地方競馬の中でもかなり恵まれている方であり、
JRAとの住み分けさえ出来れば売り上げを伸ばす素地は大いにあると思っています。
その策の一つとしてナイター開催をもう一度考え直してみてもいいのではないかと。